クレジットカード

「別人」の証拠を採用金沢、無罪判決の公算

2010/06/05 00:20

他人のキャッシュカードで現金を引き出したとして窃盗罪に問われた金沢市の無職の男性被告(61)の公判で、逮捕の決め手となった防犯カメラの映像の男は別人とする愛知県警の鑑定を、金沢地裁が採用したことが4日分かった。弁護人によると、有罪を立証する他の有力な物証はないとみられ、無罪判決が言い渡される公算が大きくなった。金沢地検は、鑑定結果を地裁に提出する直前に被告の拘置取り消しを請求、4月に認められた。鑑定結果を受けた措置とみられる。公判は6月11日に結審の見込み。被告は昨年8月15日、不正に入手したキャッシュカードを使い、石川県白山市のコンビニの現金自動預払機(ATM)から現金100万円を引き出したとして起訴された。記者会見した弁護人によると、鑑定は検察側が請求、映像分析技術を持つ愛知県警科学捜査研究所が2回実施し、別人と断定した。被告は当初から「現場には行ったことがない」と否認、検察の調べに一度だけ「画像の男は自分だ」と供述したという。

【共同通信】